2006-01-01から1年間の記事一覧
年末である。 年があけると、新たな大河ドラマが始まる。来年は風林火山で山本勘助が主人公だ。山本勘助は、あまりにもドラマティックなキャラクタのせいか、虚構説が根強くあるが、歴史的史料としては市川文書のみにそれらしき人物が見られる。それ以外では…
台湾南部の地震で海底ケーブルが切断?され、国際回線に大幅な影響が出ている。私が勤務している会社でも中国でのネットワークが不通状態になっている。 業務のかなりの部分を中国に委託している影響が出ている。 中国の海外へのネットワークがかなりの部分…
以前、 いま、地方はパチンコとカラオケとサラ金しかないというので述べた地方の現状だが、実はこれは、新聞の新刊紹介での小説のなかで聞いたフレーズだった。 この現状をルポ風に書かれているのが、下流同盟―格差社会とファスト風土 (朝日新書)作者: 三浦…
仕事術本屋にいくと、所謂「仕事術」みたいなビジネス本が堆く積まれている。こんなものを読んで、本当に成果があがるのかと、思いつつも、実はこのような話が好きなので、ついつい手を出してしまう。仕事がはかどりすぎて困る!どうにも素敵な文具術作者: 中…
叔母の一周忌で、法事に行かせていただいたのだが、私の家は新家でこのような儀式的な体験が希薄で慣習的なことが全く解らない。 本来すべての仏教行事をさしていたようだが、今日では、四十九日・一周忌・三回忌などの故人の遺徳を偲び、仏法を聞かせて頂く…
大奥、おおハーレム。男のロマンかも。冗談はさておき、わたしの年齢だと、大奥ということばを聞くと岸田今日子のナレーションのイメージがある。 「大奥では...」 ドロドロ感とおどろおどろさが、当時小学生だった私に潜在意識が刷り込まれている。大奥の奥…
公共事業や、行政においては、長期的視野と推進自体に多大な期間と資金が必要である。企画するためには将来に対する予測が必要となる。予測とは、現状の傾向と、過去の経過を基に行われるものであり、将来に対する事実は決して予測できない。また、行政とは…
私がはじめて購入した文庫本は、旺文社文庫の「福翁自伝」だった。 中学生1年で、たしか、旺文社文庫の第1弾発行本だったと思う。いまや旺文社文庫もなくなっているが、当時より文庫本を出している出版社はあまり増えていないようだ。いまは、新書が盛んな…
郊外型の大型ショッピングモールが続々と建設され、地方の商店街が廃墟化し、ローカル線は廃線になり、バス停にバスは朝と夕方しかこない。 電気製品の大型店舗は、町の電気屋を駆逐した。駅前のショッピングセンターは撤退し、地方の鉄道駅の前には、本屋も…
改革には、抵抗がともなう。現状維持派との戦いだ。 人は変化を嫌う場合が多い。 ストレスの最大要因は環境の変化ではないだろうか。 5月病やマレッジブルーなど、変化することに対する恐れではないだろうか。 不確実性は人を不安にする。未来のことは誰にも…
改革というのは、現状を変えることで、現状を否定するのは、改善を目的とするためだ。問題解決でよく言われるのが、あるべき姿と現実の乖離が問題であり、それを解消するのが解決策ということになる。 しあkしながら、あるべき姿というのが、結構厄介でなに…
来年の大河ドラマを睨んで、山本勘助ものが書店に並び始めている。去年の今ごろは確か山内一豊だった。早速、まず読んでみました。山本勘助とは何者か―信玄に重用された理由 (祥伝社新書)作者: 江宮隆之出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2006/10/01メディア: …
制度的にも役職的にも権力の頂点でありながら、実際の権力者が異なる場合がある。 駿府の家康と江戸の秀忠の大御所政治 田中角栄 八代将軍の吉宗 山県有朋 うーん、後継者を育てるという体制と、表舞台から退いてもなお権力を手放さないケースに大別されるよ…
仕事とは、日々の問題を解決していく繰り返しかもしれない。問題を解決するには原因を炙り出して、原因を取り除くことが必要だが、そのためには、あるべき姿を想定し、現実との差を明確にすることだ。 コンサルタントは、分析を行い仮説を設定し検証をおこな…
江戸時代に諸藩で起きていた「押込」について書かれている。主君「押込」の構造―近世大名と家臣団 (講談社学術文庫)作者: 笠谷和比古出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (17件) を見る「…
学校で習った歴史的な常識ってどこまでが事実なんだろうか。歴史というのは記録が残っているものだけが歴史として残っている。その記録が伝聞なのか、はたまた創作なのかは別として、他になにも資料がなければ、物語などの虚構でさえも当時の状況を推測する…
今年は日本人のノーベル受賞者はいないようである。NHKのBSで高い評価をうけた科学界の大スキャンダルのドキュメンタリ番組を書籍化した論文捏造 (中公新書ラクレ)作者: 村松秀出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 4人 クリ…
「こんさるたんと」という言葉に胡散臭さを感じてしまわないだろうか。 IT業界でコンサルタントと称する人間が業務改革をおこなうため、上流工程で要求仕様を決めるというのだが、結果として、業者選定をおこなうためのRFP作成にとどまっているケースがよく…
米国は世界の保安官?またどこかの国が地下核実験をおこなうと恫喝している。ミサイル、そして核。日常生活のなかで暴力で恫喝されたときどうしたらいいのだろうか。 やはり、警察に相談するというのが、法治国家なんだろうが、そこで、地元の顔役に保護をお…
ミクシーの上場により、時価総額2000億を超えたようだ。先行者利益なのか寡占化に短期間で至るのがIT産業の特徴らしい。 Web2.0とかロングテールとか、個人が容易に情報発信できる新しい民主主義の到来ともとれる論調もあるが、アマゾンとグーグルに寡占化し…
わたしの小学校時代の将来の夢は考古学者になる事だった。今でも歴史が大好きだ。でも今、私は所謂IT技術者。 中学時代に星新一から始まったSFがコンピュータへの関心を持ったきっかけでもある。理系と文系と最後まで進路が決められず、大学受験では工学部と…
さきほどまで斜め読みしていた本が、麺の文化史 (講談社学術文庫)作者: 石毛直道出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/11メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (15件) を見る著者は、所謂食通とか、美食家ではなく、れっきとした文化人類学…
最近、アメリカは、テロ対策の一環として北朝鮮やイランの金融的な制裁を行っている。ブラックマネー、マネーロンダリングや核兵器開発に伴う禁輸取引対策でもある。北朝鮮に至っては、偽造紙幣や麻薬取引などの風説?が根強い。戦前、日本の軍部もそれに類…
権力はいかにして形成されるのだろうか。北の将軍様はなぜ政権が維持できているのか。安倍氏は、なぜ自民党総裁になれるのだろうか。 ヒトラーは、なぜ第三帝国をきずけたのだろうか。 アメリカの大統領は選挙によりその座に着く。つまり多数派の支持を得た…
以前読んだ、「イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材」が、非常におもしろかったので、その前編というか、最初の本を探してきました。発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法作者: トム・ケリー,Tom Ke…
働き蜂と女王蜂はたまごは同じである。では、なにが女王蜂になるかというと生まれる場所と育ち方だそうだ。 一般の働き蜂とは違う特別な部屋が作られ、そこに生まれる幼虫には一般の蜜とは違うロイヤルゼリーと呼ばれる高タンパクな餌が与えられる。 人間に…
鎌倉時代が武家政権の始まりだが、平家は、武家政権ではないのは、政権を掌握した手段が、天皇の外祖父になるという古代から平安にかけての常套手段だったからだろうか。玉をいかに手中にするかというのが政権を取得する重要なファクターであり、鎌倉時代か…
海賊の掟 (新潮新書)作者: 山田吉彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (14件) を見る海賊というと昔の話って感じですが、この本は、最初にマラッカ海峡の実話ではじまります。この著者…
昨日、帰宅途中で、鉄道(JR)が運転休止になった。 東海地方で激しい雷雨、愛知で浸水や停電 鉄道も影響 名古屋駅では、大型画面テレビで、その案内、改札口では、駅員が私鉄への振り替え輸送を案内している。案内が徹底している。 そこで、名鉄に乗り、乗車…
イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材作者: トムケリー,ジョナサンリットマン,Tom Kelley,Jonathan Littman,鈴木主税出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/06/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 134回この商品を含むブログ (78件) を…