菅総理退陣
何故だろうか。
広がるコロナ・戻らぬ支持率 菅首相、辞意までの1年
http:// https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/suga-administration-1-year/
内閣支持率低下→自民党支持率低下→ 選挙不利
再選に不安な党内議員の圧力に詰め腹を切らせたようにみえる。
自分自身の失策の責任を感じての決断には見えない。
菅内閣の支持率がなかなか振るわないのは、無党派層の支持が得られていないこと、そして、その背景には、コロナ対応で評価されていないことが原因と言えそうです。
2021年8月 電話全国世論調査 質問と回答 : 世論調査 : 選挙・世論調査 : 読売新聞オンライン
読売新聞社が4~5日に実施した緊急全国世論調査で、菅首相が自民党総裁選に立候補せず、退陣することについて、「当然だ」と思う人は47%で、「その必要はない」は39%だった。
菅首相
菅内閣の約1年の実績を「評価する」は、「大いに」9%と「多少は」46%を合わせて55%と、半数を超えた。「評価しない」は「あまり」30%と「全く」14%の計44%。
新型コロナウイルスを巡る政府の対応は「評価する」が35%(前回8月7~9日調査31%)、「評価しない」58%(同63%)だった。
新型コロナウイルス感染の急拡大が全国に広がる中、政府が収束に向けた有効な対策を打ち出せていないことなどが影響したとみられる。
支持しない理由(同)は、「期待が持てない」と「リーダーシップがない」が最多の27.1%で並んだ。
終わりが見えないコロナへのフラストレーションが政治に集まったようだが、果たして菅総理に要因があったのだろうか。
では菅さんでなかったら、いまの状況にならなかったのだろうか。施策のもとは、分科会からの提言や厚生省や自治体の行政機能であり、総理をはじめ素人の政治家からは具体案が出るはずがなく、選択肢から選び、優先順序を決定することがリーダー。
リーダーの判断ミスは対策を立案提示する側に依存するだろう。
新型コロナウイルス対策が後手に回り、明確なメッセージも発信できない首相への不満が表面化した。
人類未経験の新型コロナウイルスに対して先手を取ることは至難の業であり、諸外国でもロールモデルとなる国は各国の事情が一様でないなか真似できるわけでもなく、ウィルスや医薬開発が自国でままならぬ日本の状況は数年でかえることは非現実的だろう。
医療崩壊は、パンデミック未想定な過去の医療行政の結果にも思える。
さて、新総理となれば状況はかわるのだろうか。