数値化
人間ドックで検査すると、健康か否かが数値化される。
メタボ判定が、ウェストサイズやコレステロール値で判断されるわけだが、年々受けるたびに、A判定が少なくなっていくのは、なんとも悲しいというかなんというか。しかしながら、この検査数値への評価ってどうなんでしょうね。定められた数値的な範囲によって判定がされているわけだが、症状的になにも発症していないなかで、そのリスクと傾向を見ていると思うのですが、本当に健康である状態でそんあ未来予測ができるものかどうか。実際に症状が顕在化したとき、その原因を判断するのに検査が必要なのはもちろんだが。
経営でも行政でも、いかに兆しを見つけるかは、非常に難しいと思えます。実際に問題が顕在化し、あるべき姿とのズレが認識されている状態で、数値化された情報でその原因を特定し、改善行為を行ったときにその効果を検証するのに数値化情報は確かに役に立つ。過去、現在を判断するうえにおいて数値化は、有効な手段だ。しかしながら、未来の数値は、やっぱり判らないと思うんですが、どうでしょうか。
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