ファイナンスとアカウントの違い

財務と会計の違い
会計は「利益」を扱い、財務は「キャッシュ」を扱う
会計は、過去の結果であり、財務は現在と未来。

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)

本書を読んでみると、普段見えていない企業の一面が見えてくる。

• 融資も預金も投資
• ファイナンスの目的は企業価値の最大化
• リスクの本質は「将来の不確実性」
• 経営者にとっては、株主資本コストの方が負債コストよりも負担が大きい
• 投資家のリスク認識を下げるには、適切な情報を適切なタイミングで公開する
• 負債の節税効果を考慮に入れる

ここまで、理論的に語られると、経理からの数字を見ているだけで経営ができるようなイメージがあるが、はたしてそうなんだろうか。
経営者は投資家ではない。投資は、投資先を変えることができる。ファンドが企業を買収するのは、市場評価の変化による企業価値による売買による差益が目的である。
だが企業価値は、市場評価だけでは測りきれない面がある。株式市場は美人コンテストであり、思惑と駆け引きの結果でもある。
投資とはリスクの判断であり、変動への予測である。経営者は、製品開発や市場開拓など投資の最終判断を下す。基本は創造するための投資である。

今日は、七夕である。創造との出会いはあるのだろうか。