matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

歴史にifはないが


歴史にifは、面白いが、結果は偶然ではあるが、必然性もあるだろうから,実は大きく変わらないのかもしれない。

「関が原で西軍が勝っていたら日本は世界の最先進国になっていた」
関が原という大きなターニングポイントであったことは間違いなく、ココで東軍が敗れていたら、日本はどの程度変わっていたのだろうか。鎖国などせずに、海外に進出し、大国になっていたのだろうか。
朝鮮出兵は秀吉の死去とともに、終わりとなり海外への派兵への抵抗感には徳川でなくとも、当時の一般的な想いであったはずで、政策の方向性という意味では、東軍、西軍ともたいした違いは無いような。今、自民党から民社党政権交代したとしても、大枠は変わらないだろうし、大きく変わるのが果たして、よい方向なのかどうか。
実は、自民党からの政権交代は、過去行われたし、社会党が連立とはいえ、首相を担ったこともあるが、社会は大きく変革しただろうか。
関が原の戦いは、あくまでもヘゲモニー争奪の結果であり、政策やイデオロギーなどの変革、階級の対立でもなんでもない。幕末の明治維新などの政権崩壊による支配者階層が入れ変わるのとは、質が違うのではないか。
関が原の戦いの結果により、鎖国政策に切り替わったわけではあるまい。将軍を頂点とする幕藩体制と、関白を頂点とする豊臣政権時代とは、それほど違うものだろうか。