matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

漢字文化


いまや、漢字を使用しているのは中国と日本だけなんだろうか。
韓国は、ハングルのみになり、もはや現役世代は漢字が読めなくなっているらしい。日本には、「かな」という表音文字があるが、いまだに漢字を使用続けている。漢字検定が望外に高収益をあげているため利権化しているのが問題になっているぐらい、漢字に対する需要は衰えていない。ただ、中国では、漢字のみだが、日本では、かなという表音文字と漢字の併用だが。

倭国の時代 (ちくま文庫)

倭国の時代 (ちくま文庫)

この本を読んでみて、興味深かったのは、なぜ、中国では表意文字である漢字が必要であったかということだ。中国というのは、広大な地域であり、多様な民族と言語が多くあった。あのような広大な地域で単一な言語などあろうはずも無く、そのなかで記録として、共通なコミュニケーション手段としては、言語の表音化ではなく、表意文字である漢字でこそ記録が共有できるという利便性があるということだ。この本の中では、漢文をコンピュータ言語であるFortranに例えていたのが言いえて妙である。
いまや、世界のグローバルな共通語化しているのは英語であるが、香港やシンガポール、インドなど英語が公用語化しているところほど、発音など独自な言語になっているかのような気もする。以前、ヨーロッパの様様な国の出身からなるセミナーに参加したことがあるのだが、講師は、当然英語で話しているのだが,ドイツ人のはドイツ語みたいだし、アイルランドの英語なんて英語かと思ってしますほど別言語のように聞こえた。しかしながら、文章となると、それなりに文法という共通なルールが確定されているせいかそれほど、隔たりがないような。
日本人の英語力が問われている。私も含め、英語ができない社会人が圧倒的に多いと思える。そこで、まず英会話教室という流れだが、ビジネスで重要なのは、文章でのコミュニケーション。