成功は偶然、失敗は必然
最近、気に入っているフレーズです。
成功体験が邪魔になるということはよく言われています。成功要因は単独ではなく複数の要因の結果であり、予期せぬ要因までも含まれています。それを再現しようとしても必ずしも同じ環境や前提などにできないほうが一般的でしょう。過去に大きな成功体験のあるかたにはそのれが偶然の結果なのか、必然的に起こしえたのかが区別がつきにくい。しかしながら、失敗要因というのは、かならず起こしえる事象の理由になるということです。
昔から伝わる言葉に、「失敗は成功のもと」「失敗は成功の母」という名言があります。失敗しても、それを反省して欠点を改めていけば、必ずや成功に導くことができるというもので、成功体験を再現しようとすると成功したと同じ条件にならないと成功できないということでもあります。
「失敗学のすすめ」の著者、畑村洋太郎さんによると、
- 人は失敗を隠したがる
- 同じ失敗は2度、3度と繰り返される
ビジネス現場でも、成功体験がもてはやされ、実績として評価されているのは結果重視からいえば当然でしょうね。成果をあげたことが正当に評価されることが重要でもあります。
しかしながら、成功体験の横展開への試みなどや、または成功体験を語るセミナーなどばかりが目に付きます。
実は失敗体験こそ共有すべきことではないでしょうか。
人は過ちからなにかを学ぶべきなのでしょう。
失敗から学ぶということではありませんが、今週の読了本
- 作者: Joel Spolsky,青木靖
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/12/01
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元プログラマーとして共感できたことが多々ありました。
- 作者: 千田稔
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奈良時代というのは、飛鳥時代と平安時代に比べるとなんとなく印象が弱かった感がありますが、この時代は女帝の時代という印象。