都市化と食糧問題
最近、食料品関係の物価上昇が続いている。
これは、一過性あるいは一時的なものだろうか。それとも今後に引き続き上昇し続けるのだろうか。少量の自給率が危機対策としていよいよ重要になるかもしれない。わたしの母は山間部の出身で昔に比べて田畑の減少を嘆いているが、私たち親子の世代から1次産業からその他の表種に転換しているのだから人事ではないきもするのだが。
そうかといって、農業を復活させるためには多大なコストと生活レベルの見直しが迫られる。エコにみな賛成だが、では実際にエアコンや自動車のない生活に戻れるだろうか。いや、現代の農業というのは多大な石油漬けであり、昔ながらの農法では、膨れ上がった今の人口が支えら得るとも思えない。
アメリカでの小麦やトウモロコシの供給の減少はアフリカやアジアなどエンゲル係数の高い地域では多大な影響がでている。いまや、多大なエネルギーやインフラを利用できる,つまり経済的に強い地域でないと生産性が上がらない現実がある。
従来、食糧というのは、年間で消費する量が飛躍的に増えるわけではなく、毎年清算するものであるから、不作などの変動要素などの供給的な要素に変動がある場合にかぎらていた。しかしながら、バイオ燃料が石油価格の上昇により価格競争力ができ食料としてでばない需要が発生しつつある。
- 作者: 日端康雄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/19
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過去の都市化の歴史が語られているが、最近のメガポリス化は、一部地域への人口集中が拍車がかかっているようだ。日本でも、首都圏、中京、京阪神の都市部に人口の半分以上が偏在しつつあるようだ。