中国の脅威
いま、中国に脅威を感じてませんか。
- 人件費が安いので製造業の空洞化
- 巨大な人口
- 尖閣諸島など領土的な侵害
- 中国マフィアによる日本での治安悪化
- 対日感情
ふと気が付くと、身の回りにmade in chinaがいっぱい。
ノートパソコンなどPCや家電製品はいまや、大部分が中国製であり、メーカは日本や欧米でも製造が中国と言うのが多い。安価な労働力というだけではなく製造業が中国に集約したことにより調達コストが下がり、巨大な人口を持つ中国自体の国内市場の存在がこれを後押ししているようだ。
中国経済は、確実に大きくなっている。
- 作者: 丸川知雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 新書
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中国経済の発展は、日本経済に悪影響を与えるどころか失われた10年を乗り越えた要因の一つは中国経済の発展にある。
中国による現地生産により製造コストを削減し、最終製品としてではないが基幹部品のお得意様になっている。現時点では、意図しないまでも国際分業に近い形になっているかもしれない。
しかし、複製などの知的財産の侵害による損失など、数値化できない経済的損失もあるのかもしれないが、それが日本の経済を脅かすといった感は感じられない。
中国市場において、日本製品は必ずしも成功していないようだ。
しかし、考えてみれば戦後、日本の市場においても国産のみの市場環境であり、自動車、家電など日本市場に入り込めた海外企業はほとんど無い。関税など海外からの参入障壁を政策的に行い、荒廃した国内市場のため外資稼ぎに海外に求めた。今の中国の経済発展は、戦後日本の高度経済成長時代を彷彿とするのは私だけだろうか。戦後、政治や社会制度が崩壊し、焼け跡から発展してきた経緯は、文化大革命の荒廃した社会からの発展と重なる。
中国の都市部と農村の経済格差は、日本国内でもあり、都市と地方の格差は、現在の日本の抱えている問題でもある。
少子高齢化など今の日本が抱えている問題は、国策として少子化を推進してきた中国でも数十年を待たずに同じ状況になるはずだ。
大きな違いは、中国国民に日本に対する悪意が存在することだ。
九州で起きた事件など、中国人が日本人に対して潜在的な敵意を持っているのではないかと思えてしまう。
アジア値域の経済としては、朝鮮半島や日本、中国そして東南アジアを含んだ経済圏となっている。日本から基幹部品を輸出し最終組み立てを中国で行う。
この形態がこのまま継続的に続くのかは解らないが、相互になんらかの役割分担がなされていくのは確実だろう。パートナとしていくためには、経済的な理由だけで十分なのだろうか。