名刀から見た史観
世の中には、城好きなどの歴史の好事家が多い。まあ、マニアの部類ではないかと思えますね。私もどちらかというとマニアかもしれない。この本は、日本刀という部類なようだ。
- 作者: 牧秀彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/04/15
- メディア: 新書
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日本刀というのは、武器としての主流というより、権威や、宗教性のシンボルとなっていたようだ。武器として、主要なものは、槍や弓矢などであり、刀は、首を切るか、自害するときにしか使われないでいたのが実情なようだ。一番、武器として活躍?したのは幕末だったようだが、それは、武器としてではなく、一般的に携行するものだったから持ち歩いていても不審感をあたえないからという記述はうなずけるものがある。
どうも、刀というのは武器というより、護身のためというのが主なようだ。
名刀からみた、時代背景が垣間見えるのが興味深い。