私鉄があぶない
鉄道会社が、鉄道路線の郊外を開発し、不動産投資で収益を上げる。
そして、駅前にショッピングセンターを経営して鉄道を核にして観光から流通にまたがる多角化
しかし、コアコンピタンスたる鉄道は、自動車に乗り換えれた。
かつて、東急は、鉄道を引くまえに土地を買い占め、鉄道を建設し、郊外のはしに高級住宅地を作成する。まちなみを整備し、宅地の広い分譲、テニスクラブやカルチャスクールがあるショッピングセンター、広い駅前。
路線の終端の地を高級住宅地として地価をあげれば、そこより都心にむかう内側の地価はさらに高くなる。
このビジネスモデルは、地価は上昇しつつけるという土地本位制の崩壊である。考えれば、経済力が上昇するわけではない不動産投資はいつか崩壊するということにきがつかなかったにすぎない。
いまや、郊外の地価はあがらない。だれも買わないからだ。
私鉄経営の不動産、流通ともに崩壊しつつある今、私鉄は、どうやって生き残るのだろうか。