matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

石油社会の終わりはいつ

最近、ガソリンの値段がジリジリと上昇している。
自動車というのは、生活や経済を大きく変えてきた。流通コストを下げ移動手段への自由化は郊外という新たな住宅地域を実現し住居コストも低下させ、結果としてより広い階層の生活水準の向上に大きく寄与してきたと強く感じる。自動車がここまで普及できているのは、ガソリンという液体燃料による効果に違いない。石炭など固形燃料ならばかつての上記機関車のように大型化した車両でないと燃料自体のスペースが多く必要だ。またLPGなどの気体燃料では液化するための機構やまた不安定な特性なためより危険度が高い。貯めて運搬しやすい液体燃料は補給のためのインフラの構築も容易だ。電気は貯めることが困難であり、また電気単体で大量に運搬することは不可能なため、送電線などのインフラ整備に多大な労力が必要だ。電気をいかに効率的に貯蔵できるかが石油に代わるエネルギー資源になりえるかのおおきな過大だろう。太陽光発電風力発電は、需要にあわせた供給がリルタイムにはできない。人間は貯蔵できる食物を増やすことにより、人口を増加することができたが、エネルギーを効率的に低コストで溜め込む手段はいまだ実現できたいない。地球の何億年かけて溜め込んでいた炭素燃料を今、もの凄い速さで消費しつづけているだけで、再生産をできていない。

酒池肉林 (講談社学術文庫)

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エコ・ウオーズ 低炭素社会への挑戦 (朝日新書)

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