スマホの障害はライフラインに関わる事態に
社会のDX化が進み、キャッシュレス化などスマホの障害はライフラインに関わる事態に繋がりかねなくなりつつある。
日本時間23日朝より半日あまり、「Google」や「LINE」などのアプリが起動できなかったり、“繰り返し停止しています”というエラーが発生
PCからアクセスできるので、PCを使用しているビジネスユーザには影響がなかったろうし、日本ではIOSの比率が高いので以外に影響は少なかったかもしれないが、アンドロイド端末しか持たないユーザーは困ったことだろう。
おそらくは、Webアクセスのセキュリテイ対応に不備があった可能性が高いと思われるが、テスト不足の拙速な対応であろう。しかしながら、深刻なセキュリティ対応ならば、迅速性がひつようなので、難しいところだ。
マイナンバーカードの普及や行政のデジタル化推進もだが、IOTの生活基盤の浸透はスマホへの依存度を高めていく。
スマホで家などの出入り時の解錠や住宅内の機器制御までもがスマホに依存が侵攻する。交通機関の利用にも必要であり、コロナのワクチン接種証明が一般化したら、スマホが作動しないと行動制限される可能性もあるかもしれない。
接触確認アプリCOCOAがいっこうに安定稼働していないなど、スマホの開発環境などには不安要素が大きい。
- 技術変化が短期間化し追従が困難
- フレームワークの乱立や栄枯盛衰による「枯れない」基盤
- ソフトウェア産業の体質
- 寡占化されたビジネス論理によるグローバル企業がプラットホームを把握し、公共のガバナンスからはブラックボックス
IEEEのような国際規格が、スマホのプラットホームには存在していないので第3者機関による監査も難しいところだ。
原子力委員会のような組織がグローバルで必要だが、私企業かつ特定の国家枠を超えたグローバル企業は、どこまで情報開示するのか疑問だ。
AI化が進行するとますますブラックボックス化する。
我々個人レベルでは、自然災害対策と同じくして、デジタル災害に対策しておきたい。
たとえば
- 一定の現金の保持
- 異なるプラットホームスマホの複数使用、家族内で異なるプラットホーム機種を使用
- 免許やマイナンバーカードまたはキャッシュカードなどスマホ以外にも携帯
- 住居内や建物の非IOT操作が可能な環境整備
Androidの「WebView」アップデートに問題か ~複数のアプリで起動不能やエラーの報告相次ぐ
forest.watch.impress.co.jp
日本時間23日朝より、Android向けにリリースされた「WebView」コンポーネントの更新が原因で、「Google」や「LINE」などのアプリが起動できなかったり、“繰り返し停止しています”というエラーが発生しているようだ。
Google Japanは16:57、Twitterで一部のAndroidアプリが強制終了する問題を修正したことをアナウンス
Android アプリが一部のユーザーで強制終了する問題を修正しました。不具合が解消しない場合は、Google Play ストアから Android システムの WebView と Google Chrome をアップデートしてください。ご迷惑をおかけした皆さまにお詫び申し上げます。https://t.co/IYtyEr5FC8https://t.co/JyU6EsGNSz
— Google Japan (@googlejapan) 2021年3月23日
bit.ly/3vKxdDE
http://bit.ly/3cc6LuX
午後4:57 · 2021年3月23日
Androidアプリ障害の原因になった「WebView」ってなに?
www.itmedia.co.jp
WebViewは端的にいえば、Androidアプリを作るときに、アプリ内でWebコンテンツを表示するための部品だ。
WebViewをアプリ内に設置すれば、Google ChromeなどのWebブラウザに遷移しなくてもアプリ内でWebコンテンツを表示できる。
この仕組みは、表示コンテンツを動的に切り替えたい場合に適している。例えば、スマホゲーム内でのお知らせはHTMLで作成し、WebViewで表示するようにすればゲーム画面からユーザーを離脱させずに情報を提供できる。他にも、アプリの機能自体をWebアプリとして作ってしまい、WebViewで実装する手法などもある。