matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

「既存薬再開発」は世界を救う!?

「既存薬再開発」は世界を救う!?―ヒョウタンから駒、副作用から良薬の話―
www.tmghig.jp

最近、新薬開発の停滞を突破する手段として、既存薬再開発(ドラッグリポジショニング)が導入されるようになりました。"新しい薬物"が医薬品となる可能性が低いのであれば、「これまで安全に使われてきた"既存薬(既承認薬)"を再評価して医薬品として使おう」という方法です


新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】(3月5日UPDATE)
answers.ten-navi.com


国内で使用されている主な薬剤で承認されているのは、2つだけ。

既存薬の治験には製薬メーカーは積極的でない。
すでに薬価が確定していて、ゼネリック(後発医薬品)であれば治験に関わるコストが利益が期待できない。


ドラッグ・リポジショニングの新展開
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/perspective_52_3_200.pdf

ドラッグ・リポジショニングの課題として,1)新たな特許戦略の確立,2)後発品による適応外使用対策,
3)薬価対策(既存品の適応を基準とすることによる低薬価問題)などが挙げられる.製薬企業はドラッグ・
リポジショニングを逡巡することも多く,産学官が一体となった取り組みと,新たな法整備が必要である.
ドラッグ・リポジショニングは,新薬の開発が頭打ちになっている現状を打破する有力な手法であり,この
「温故知新創薬」の推進が期待される.

BS世界のドキュメンタリー「バイヤーズクラブ いのち救う薬を求めて」

[NHKBS1] 2021年03月17日 午後11:00 ~ 午後11:46 (46分)

先進国で8万ドル以上という法外な値段のC型肝炎の特効薬も、インドで販売されるジェネリック薬なら900ドルで手に入る。現地に飛びジェネリック薬で病を克服したオーストラリア人のジェフリーは、個人輸入を利用して安価な薬を先進国の人々に届ける「バイヤーズクラブ」を開始。この動きは各国に広がり、ついには特効薬を独占していた企業を動かす力となってゆく。原題:The Buyers Club(インド 2019年)

www.nhk.jp

「バイヤーズクラブ いのち救う薬を求めて」
先進国では法外な値段のC型肝炎治療薬、ソバルディ。インドに赴きジェネリック薬で完治した男性が、安価な薬を輸入して届ける取り組みを始める。製薬業界の矛盾を描く。