matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

令和版 "焚書坑儒″


始皇帝は中華統一を果たすと、自分の政策に合わない書籍を焼き捨て、学者の儒学者を殺して埋めたという。
度量衡・文字の統一、郡県制の実施など様々な改革など諸制度を標準化を進め、その後の治世の安定をもたらす為の施策の一環だった。ナチス・ドイツ焚書の事例など。政策上の理由から書物が災厄を被った

諸子百家(しょしひゃっか)は、中国の春秋戦国時代に現れた学者・学派の総称。「諸子」は孔子老子荘子墨子孟子荀子などの人物を指す。「百家」は儒家道家墨家、名家、法家などの学派を指す。
始皇帝極端な法治主義の法家を用いている。乱世の世情を安定させるためだったかもしれない。
後の王朝は、儒学を官僚の基礎教養としたのだが。

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菅首相による日本学術会議の会員人事が波紋を呼んでいる。日本学術会議は、政府から独立して政策提言などを行う学者の組織で、「学者の国会」とも呼ばれる。会員は、学術会議の推薦に基づき、首相が任命する。これまでは、この推薦通り会員が任命されてきたが、今回初めて、菅首相が、推薦された学者のうち、6人を任命しなかったことがわかった。この6人の中には、安倍政権の法案に反対した学者もいて、野党などからの反発が広がっている。

坑儒は、学者を生き埋めにしたが、現内閣は耳をふさいだ。現政権に肯定的な意見のみを聞く手法は、人事権を行使した人事局の手法と同じで、「忖度」行政となる背景の一環と言ったら言い過ぎだろうか。