matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

改憲が現実的に

このままの情勢だとすると、与党のみならず野党の一部を含めて数としては、改憲が実現できることになる。安倍総理も自分が政権を担当するのが最後となる覚悟になれば、より積極的に推進してくるはずだ。祖父の岸元総理からの最終的な到達目標のはずだ。
どう第9条を変更するのかを具体的な案を改憲を主張する政党は明示すべきではないだろうか。このままでは、改憲に対し白紙委任したことにならないだろうか。戦争放棄という至高であり日本人としての思いを踏襲しながら如何にに専守防衛としての軍事力を保持しそれを対外手段として制限できる憲法にするのかは大きな課題であろう。反戦を望む人が多数派であったとしても、もはや戦前を経験していない世代がどこまで反戦と安全保障の線引をしくのは十人十色であろう。北朝鮮情勢が戦前の肯定派が多数派になりうる、つまり対外政策として軍事力行使を可能としかねない。防衛手段としての先制攻撃を認めてしまわないかが懸念される。
最後の戦争経験世代であった亡父が社会主義とは関係なく、左派社会党に投票続けた思いは、戦後の安保闘争世代に引き継がれたが、結果的には過激派が反戦をあまりにも極左となるイメージを形成したのかもしれない。
戦争は、絶対的な悪であり、その前提で国民の安全保障を現実化できるかを真剣に検討してほしい。改憲をする・しない論議はあまりにも不毛ではないだろうか。