matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

選挙の争点

今回の選挙の争点は、安倍政権の信任のみではないか。消費税や改憲などの政策選択は後付にしか思えない。政権担当を任せられるリベラル勢力がない現状、変化を積極的に望む人がどれだけいるのだろう。野党の選挙での主張は安倍降ろしの論議ばかりで、森友・加計学園疑惑隠しの前代未聞の党略的解散への批判に終始しているのではないか。個人への権力の集中が忖度を生み、腐敗し結果として国政が歪められているのは、韓国や中国などを見ると確かに憂慮する事態ではあるが、果たして今の日本の状況はどうだろうか。国民の総意まで確認するべく国政選挙までする状況なのだろうか。
結局は、現政権をより長期化する目的の解散にしか思えない。リベラルのみならず、保守系野党勢力が脆弱なこの時期を狙い撃ちしたのだろう。希望の党立ち上げは想定外だろうが、民進党の迷走が結局は与党の想定の枠内におさめてしまったかのように見える。
現政権にNoを表明したいとしても、では具体的に何を変えるべきなのかが、希薄で正直投票する選択基準が判断できないので、投票はできないのだが、投票しないことが現政権を信任しないということにも必ずしもならないような。
結局、スキャンダルを起こした議員が再選されるかが最大の関心事になりそうな状況。政策の選択ではなく、各個々の政治家の個人単位の信任が今回の国政選挙の実態と思える。