matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

明けましておめでとうございます

2013年の暮れは病気に明け暮れた。
10月に私が突発性難聴で2週間を療養に費やし、いまだに投薬治療を続けているが全快には至らない状況である。そして年末には妻が心筋梗塞で緊急入院となり病院で年を越すことになってしまった。今年こそは健康に恵まれたいと切に願っている。
我が家族に比べ日本経済は回復にベクトルが向いているようだ。円安そして株高など企業環境としては明らかに改善しているようだ。昨年は伊勢神宮が20年に一度の遷宮、そして出雲大社が60年に一度の遷宮を迎えた。建て替えが再生を行い1000年以上の歴史を保っている。物を1000年維持するのではなく、思いを継承してきたといえるだろう。日本経済も明治維新終戦など体制の破壊は結果としてより繁栄した再生となったが、破壊のみが真の再生手段なのだろうか。すべてを作りなおす遷宮は絶えることなく続いてきた天皇という存在があればこそである。出雲大社遷宮には数十億の費用が掛かったようであるが、その費用の一端は過去と同じく天皇から提供されているようだ。伊勢神宮は皇祖神、いわば先祖を祭っているのだが、出雲大社は被征服側の神でありながら、その禰宜を務めているのはアマテラスの子孫であると言われている。国譲りの条件は祭祀の継続であったようだ。出雲地方の遺跡からは戦乱をしめす人骨などが発見されており、かならずしも平和的な政権移行があったとは思えないが、神社という祭祀を継続しているというのはすべてを破壊しているわけではないだろう。しかし、出雲特有の墳墓はいつしか前方後円墳というヤマト政権の様式に変わっている。
守るべきもの、捨て去っていくものが織り交ざりながら再生していくものだろうか。

兵器と戦術の世界史 (中公文庫)

兵器と戦術の世界史 (中公文庫)

読了日2013年11月30日
本棚登録日2013年11月05日

読了日2013年12月03日
本棚登録日2013年11月05日

読了日2013年12月11日
本棚登録日2013年12月08日

黒田官兵衛 作られた軍師像 (講談社現代新書)

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読了日2013年12月19日
本棚登録日2013年12月11日

歴史をつかむ技法 (新潮新書)

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読了日2013年12月27日
本棚登録日2013年12月08日