matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

山内一豊

山内一豊 負け組からの立身出世学 (PHP新書)

山内一豊 負け組からの立身出世学 (PHP新書)

来年の大河ドラマは、山内一豊である。大河ドラマというと、やはり、戦国時代と幕末が人気ということで、とくに戦国時代である。しかしながら、もうねた切れで、ついに、山内一豊

山内一豊というと、妻の内助の功、特に妻のへそくりで買った馬で男を上げたとか、関が原決戦の時に徳川家康に自分の城をうけわたすというタイミングの上手さで土佐20万石になりあがりという、あまりパットしないイメージなんですが。

しかしながら、本書を読むと、かなりイメージが変わる

    • 信長に滅ぼされた岩倉織田氏重臣の息子だった
    • 落城にともない、居城から追い出され親戚筋を転々とした
    • 美濃、近江など複数の主家に転職をくりかえす
    • 24歳、父親を滅ぼした信長に雇われる
    • 30歳頃、秀吉に与力として配属
    • 数百石からそこしずつ昇給
    • 39歳長浜城主5000石、その後二万石へ、その後秀次付宿老となる
    • 46歳掛川城主5万石
    • 51歳、秀次が謀反疑いで自決
    • 56歳、関が原決戦で、いちはやく城を明渡しで、土佐20万石へ
    • 土佐では、土着の武士たちが一揆のなか入国
    • 59歳、甥を養子とし、家康養女と婚約後、死亡

うーん、元々は家老の息子として生まれながら、生家は没落、今で言えば倒産後、転々と転職を繰り返したあげく、倒産させた会社に入社し、中間管理職として中高年になり、最後は重役となり、定年直後に死亡...

結構、ドラマになるかも