matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

民主主義は多数決か

突然の衆議院の解散,そして新党設立と既存政党の解体は最大の数の集団が政権を担うことになる。多数決を制するものが制するのが民主主義だろうか。小選挙区制は、2択となり政権交代が実現の可能性を高める。一定勢力の長期化と停滞しいては独裁を避ける事ができる。民意を政治的に反映し易い一面は確かにある。
しかし、物事はすべてが2択にできる問題ばかりではなく、また決定すべき事項は無数に存在する。また必ずしも最大数が選択が全体としてすべての人々が利することには必ずしもならない。少数を阻害し排除することは多数派には容易だ。多様性を容認し、最大公約数的な選択の手段はなんだろうか。小選挙区比例代表並立制は、その一つの解でもある。
現実的には選挙区内で最大あるいは多数派の票を獲得しなければならない。少数派は国政には参画が困難であり、たとえ議席を獲得しても少数派のための政策を実施することは更に困難だろう。
古来、治世者には徳が求められてきた。多数派の代表としてだけではなく、利益導入、既得権益の獲得保持だけではない治世が求められた。
多数派となる集団構築である選挙ではなく多様性を許容できるためには小選挙区制、2大政党化は果たして、最善だろうか。
どちらにせよ、最終的には民度が問われていると自覚が必要なのかもしれない。それは希望と呼ばれるのだろうか。