matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

多数決が正義か

安倍内閣が安保法案を強行採決した。奇しくも特別委員会の採決は7月15日。55年前の日米安保条約改定で、デモ隊の怒号の中、岸内閣が総辞職した日だった。60年安保で祖父の岸内閣との違いはなんだろうか。
岸内閣の後継である池田政権は所得倍増政策そして、オリンピック開催、そして70年安保では、大阪万博開催と時の政権はあたかも関心をそらすかのような経緯をとる。新国立競技場の見直しとかぶってしまうのは私だけだろうか。
ある程度の自衛力はやはり必要と感じる。幕末の開国はアヘン戦争の結果に対するおそれであり、ペリーの砲艦外交に屈したのは歴史の現実でもある。国を守るということが明治維新の原動力であり、その結果、日本は逆に朝鮮や中国を侵略する側にまわることになる。富国強兵は、自衛のための手段から始まったはずなのに。
少数与党であったヒトラーナチスが政権を担当した後、合法的な手順を踏みながら独裁的な政権に変貌していた背景には圧倒的な少数派になるユダヤ人排斥や大戦敗戦後の苦境を外部からの脅威の結果として利用した。
議会制民主主義は多数決原理であり、多数派の専制となる。以下に共通の敵を想定し、共通の利益または不利益を示すかが支配側の政策になるがそこに将来的な展望があるとは限らない。

イヌのホンネ (小学館新書)

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2015年04月17日2015年04月26日2015年04月26日
松下村塾 (講談社学術文庫)

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中南海――知られざる中国の中枢 (岩波新書)

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2015年07月04日2015年07月11日2015年07月15日2015年07月23日
ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)

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2015年07月24日