アベノミクス
「デフレ経済を克服するために、インフレターゲットを設定し、これが達成されるまで日本銀行法改正も視野に、大胆な金融緩和措置を講ずるという金融政策」だそうだが、円安が進行している原因なんだろうか。
原発が止まり、化石燃料の輸入が増大し、中国の市場が尖閣諸島問題なのか日本の輸出は減っていることが、真の要因であると思える。20兆円を超える放漫政策は、いまだ実施されていないが、通貨投資家はインフレを見越して円売りにしているというより、ユーロ危機の緩和、財政の壁がありながら底堅いアメリカ経済の状況が反映されていると見るべきだろう。この状況では借金を増やして政府が社会投資を行う意義が無いのではないかとも感じてしまう。
しかしながら、日本の社会インフラが老朽化や災害リスクという潜在的な課題を抱えていることも現実であり、子供たちに借金を残すことを恐れて荒廃した社会インフラを受け渡すべきでもない。いかに効率化した投資先の選択と適正な優先順序付けが政治や行政に問われることになるだろう。アベノミクスが単なる借金によるバラマキにならないことを強く願う年頭である。
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