日本の電機産業の苦悩と竹島問題
どうしちゃったんだ。シャープの株価が急落しているがその下落幅は凄まじい。100円台なんて誰もがその企業に価値がなくなっていると思われているのだろうか。多大な投資によって建設した堺工場が、3割の稼働率では巨額な債務だけが残り、旧型設備となり手放すはずの亀山工場の代わりに整理対象となり、減価償却している?亀山工場を残すことになる。デフレ、円高は国内空洞化をもたらしたが、実は持続的なデフレ下の超低金利とあいまった国際的な資金調達が安易な状況でもあったのだが、これを活用して転換社債など借金がしやすい経営環境でもあったわけだ。投資無くして成長が無いことは、自明の理だが、売上無くして利益は無い。設備投資は、固定費となり損益分岐点を押し上げる。
円高環境は、借金するには良いが利益幅を圧縮する。通貨安に成っている韓国や、中国などとは違い日本企業には借金はおおきなハンディなのだろう。
もはや大国でもなく、国際影響力もないと韓国の指導者に言わしめた現在、ウォン安などの通貨不安への対応となる日韓通貨協定の拡充措置。李明博韓国大統領による竹島上陸への対抗措置として見直しが検討されているが、実は韓国の信用リスクを表すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料率(プレミアム)がこの1年で最低水準まで下がった。信用度が改善すれば下がる外国為替平衡基金債券(外平債)の加算金利(2019年満期)も、2010年4月以降で最低水準となっている。
K-POP,韓流など日韓の国民の大多数は親韓であり、実は韓国にも隠れ親日が多いのではとも思えるが、経済的には日本にとっては脅威、少なくてもサムスンは。また韓国の国内市場規模も魅力があるとも思えない。
過去の贖罪以外に韓国との関係を持つ動機が見当たらない現状では互いに歩み寄る必要はもはやないのだろうか。
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