みんな野田総理に押し付けとなるのか
消費税を巡っての動きが慌ただしい。
与野党協議は、民主党の分裂を引き起こし、解体の様相さえみえてくるし、関西の原発は見切り発車することにより、停電の危機は回避できるが原発の安全に関してはなにも変わりはしていない。それでも、野田総理は消費税の増税を敢行するようだ。自己保身だけであれば、ここまでやるだろうか。民主党のoグループ、中間派はマニフェストを堅持したとお墨付きを得たいだけで、今後の選挙にしか関心が無く、自分たちがババを引きたくなかった増税を行なってもらえることを逆に民主党への攻撃に利用しようとしている野党は誰だろう。ポーツマス条約をまとめてきた小村寿太郎を迎えたのは日比谷焼き討ち事件という国民の反発だった。国力の限界を知り得た政治が戦争を終結できたが、太平洋戦争は政治が戦争を止められず、そして止めることもできなかった。
原発問題と電力供給、福祉と国民負担の問題は最適解が見いだせない問題であり、責任を取りたくなければ、現状維持、なにもしないものが自己保身の最適な対処方法であろう。日清・日露戦争、そしてその後の戦役によって得た既得権を保持し続ける選択は国際社会の孤立を招く結果となって、国土は焼け野原となった。
野田総理は、ドンキホーテなのだろうか。水車に向かっていく愚か者なのか。内閣支持率は下がり続けているということは、国民の大半は織田総理を評価していないようだが、では、誰にこの状況を託せるのだろう。強力なリーダシップを望んでいるだけで、政策を指示しているとも思えないこの国民は、野田総理を見捨て、結果として増税だけが残る。
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