matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

価値と価格

久しぶりに東京で泊まりこみのトレーニング。スカイツリービューの部屋でと要望してみたが、会社契約のパッケージのせいか、すげなく拒否られた。観光客優先?になっているのかな。なんとなく熟年世代の宿泊客が増えたような気もするし、いつのまにかホテル最上階のレストランはスカイツリーを冠にした名前になっている。経済効果は大きいようだ。
あまり観光地という感じもしなかったスカイツリーの周辺は新たな人の流れが確実に起きているわけだが、地方の観光の落ち込みは相変わらずのようだ。お金を持った?熟年世代は増えているのだが、やはり若者や子供の人口が減っていることが主要因ではないだろうか。あそぶには体力が必要だ。
人口の構成比の変化は、お金を持った?熟年世代が増加すると、より高級志向になるともかぎらないようだ。ホンダは、インスパイアやレジェンドなどの高級車を止めることで、最近は軽自動車への取り組みにはますます拍車がかかる。わたしは、イワユル地方都市に住んでいるわけだが、軽自動車比率が非常に高くなっている。鉄道のみならずバスなどの公共交通手段が廃止撤退が相次ぎ、商店街は消滅しているので、自動車がないと生活に支障が出るというのが現実だ。少子化は高校生を激減させた結果、バスなどの公共交通は実は免許が持てない学生が最大の顧客を激減させたのが止めをさした感がある。地方では、住居1家に1台ではなく、自転車なみになりつつある。1家に2台はざらであり、3台以上あるのも珍しくない。そうなると2台め以降は、コスト的、あるいはスペース的に軽自動車などの小型車になるというのがごく自然であろう。
日常の移動手段が最大の目的化した結果、自動車には価値ではなく価格を判断基準の最重要になる。家電や自動車など、かつては3Cとか呼ばれた時代は、その入手すること自体が目標でもあったのだが。これは豊かになったということなのだろうか。

数字のカラクリを見抜け! (PHPビジネス新書)

数字のカラクリを見抜け! (PHPビジネス新書)