トップが代わっても変わらない
日本の総理を代えようと政界は一致したようだ。この非常時にである。これは、トップが代わってもなにも影響がないと思っているからだろう。そうでなければ、とてもできることではないはずだ。海水注入を自分の責任責任にしたくなくて、それだけで注入を指示した東電の経営層、そして、海水注入効果を断言できない専門家と呼ばれる有識者。どれもが自分に責任が無ければ良いのであって課題解決も問題解決することも目的ではないということだったのだろうか。そして、すでに議論も説明もするしない現場のリーダたち。かつて関東軍は政府もそして、参謀本部の指示さえ無視してひたすら戦線拡大していった。福島の現場の努力は指導中央の無能さを救っている。しかし、それがあるべき姿とはとても思えない。
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