内の問題は外になる
北朝鮮の砲撃は衝撃的だ。朝鮮戦争以来の民間居住地への砲撃は明らかに確信犯だろう。軍事演習に対する警告ならなぜいままで行ったことが無かったのか。政権交代のためとしか思えない。内の不満をかわすには外に向けるのが一番なのだろう。尖閣問題であれだけ中国が強権的なのは、国内に対する政権側の姿勢だ。自衛隊を暴力集団と言い放った政治家は問責決議となったが、やはり軍隊は必要悪であり、名目上軍隊を持たずしてきた日本にとって自衛隊という存在が現実的なものだったという結果でもある。経済は戦後日本の復興を実現し、戦前の日清日露戦争などの軍事的成功以上の発展を経済によって達成できているが、それはアメリカの傘であること、または極東の島国であるという地政学的位置付けによって、強大な軍事力で自衛する必要が少なかったのかもしれない。
お金から見た幕末維新――財政破綻と円の誕生(祥伝社新書219)
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