matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

就活

書店に行くと、今の時期は手帳コーナができている。様々な種類の手帳が並んでいるのだが、そこには就活スケジュール手帳なるものがあった。その手帳の横には就活用と銘打ったペン類が置いてある。いやはや今の学生は深刻な問題だが、それに乗っかるというかなんというか商魂逞しいというか。韓国旅行したとき現地のガイドが就職難のことをこぼしていたが、日本もそれに近い状況になりつつあるのかもしれない。世界で今、景気が良いのは中国だろうが、そこでも大学がでたけれどという状況なようだ。製造業という大きな雇用を受け入れる産業が空洞化が深刻化しているし、女性に大きな雇用先であった銀行などが合併による営業店の統廃合やIT技術の進歩による省力化が相まって大幅に職場自体が減少しているわけだ。考えてみれば、これまたおおきな雇用先であった百貨店などの流通業も正規雇用としては大幅に減少している。外食産業などの内需型の雇用は、低コストの非正規雇用が中心になる。理系なども自社教育している余裕がなくなり経験者の中途採用で新卒採用が減る一方だ。
我が娘も短大生だが、絶望的に求人が無いようで、4年制大学への編入にトライしている。雇用問題は、日本経済の変化が最大の要因であり打開策が無いように思えてしまう。自営業が企業に駆逐され、企業に属さなければ就業の機会が得られず、就業しなければ、経験者ともみなされない。起業は社会経験のない学生には現実的ではないだろう。当たり前のようだが、個人的になんらかのアピールポイントをみにつけるしかない。現在、学生に勧めたいのは、やはり語学力。グローバル化することだろうか。