栄枯盛衰
いまや世界一自動車を買っているのは、中国なようだ。
自動車王国アメリカでは、クライスラー、GMともChapter11適用、日本でいえば会社更生法の適用、事実上の破綻というか一部借金踏み倒ししてまでの苦境状態。事実上、国営企業といってもよい。社会主義国である?中国では国営企業が民間企業と移行していことの逆行か。もっとも、中国も、アメリカも医療保険や年金を国の制度として無いというのは一緒。どちらも、企業任せ。ただ、中国はかつては、すべて国営企業だから、その必要もなかったのだろうが。中国では過去、国営企業に所属していれば、給料だけではなく住居や病院から退職後の生活保障まですべて国営企業がケアしていた。これはどうも、人民解放軍が内戦時代に、ゲリラ戦のなか部隊単位で自活してきた経緯のようだ。まるで、江戸時代の幕藩体制のように。
中国は、広大な国土がもつせいか、1つの国というより、ひとつの世界である。複数の国ともいえる単位に分裂と集権化を繰り返しているのが王朝交代であるが、実質はやはり分権である。広大な広さは地域間の違いが気候条件、民族、宗教まで標準化することは現実的ではない。統一しなければならないのは、度量衡や通貨ということになる。そして法律だ。共産党支配という図式で全中国を統治しているのは、たしかだが実態は各省、市町村、そして国営企業や人民公社まで細分化される。
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紅茶は、明らかに日本の緑茶とはことなり発酵茶である。生産地でもある日本と、地球の半分を運ばなければならないヨーロッパでは、たしかに発酵茶でないと保存できない。
香辛料、茶などヨーロッパでは生産できない農産物の需要は、戦争をしてまでもその獲得をしようとしてきた。現在では、石油がその感覚に近いといえるかもしれない。