2009年始まる
100年に一度の不況となった新年である。
旧年は、アラ・フオーならぬアラ・ファイになったと同時に親を亡くし年末には7年乗ってきた車までもが故障してしまった。まあ10万キロを超えているのでしょうがないのかもしれませんが。
車を買い替えしようと、新年早々、車のディーラに向かったのだが、人生初の日産自動車にする。わたしは、かつて購入してきた車は、すべてホンダであり、親父が買った車はトヨタだったので、日産は未体験。しかしながら、メーカ間であまり違いを感じないのは気のせいだろうか。
自動車メーカも統廃合が進み、ある程度グループ化が進んでいるのだが、日本は世界でも例外的に、複数の自動車会社が生き残っているのだが、この世界的不況のなかでさらに再編成がグローバルで進行していくのはまちがいない。しかしながら、技術的には、すでに自動車は同化が進んでいるような。かつて、自動車メーカが使用するCADは自社製が主流だったはずだが、最近はどのメーカでもCATIAを使用している。ということは、使用されるスプライン曲線の関数は同じだからカーブも同じになってしまう。CATIA自体は航空産業で発展してきた3D CADだが、その航空機メーカも、事実上、ボーイングとエアバスの2強状態であり、小型機市場において、ボンバルディアなど特定分野に特化したメーカだけが残っている。日本の自動車業界でも軽四輪市場においては、トヨタなどとは異なる企業が主流だ。
経済論理でコストを追求しておいくと規模のメリットで寡占化が進行していく。コストだけを追求していった結果、購買する側は選択肢は少なくなっていく。これも、社会のなかで最大公約数の配分をおこなうためにはいかしたかないところかもしれない。こうなれば、物に対するもではなく、精神的なものに対する選択肢を求めるべきなのかもしれない。
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