後期高齢者医療制度、本当に怖いのは
この制度の真の目的は、医療費の削減である。
特に末期医療と慢性疾患に関わる費用の削減が新の目的。年金からの天引きが問題ではない。
90日を越える入院は、ほぼ無条件に医療報酬が減額され、おなじ医療行為をおこなうとそれはすべて医療機関側の負担となる。つまり90日以上の長期入院を避けたい。というか医療を受けさせたくない。いわゆる社会的入院をなくそうという話だが、本来、介護などは介護保険や施設になるべきなのだが、そちらも削減されているため介護難民や医療難民が発生しかねない。
健康保険の負担がどうのこうのより、医療そのものが受けられなくなる要素を持っている。
やはり、財源を確保するしかない。そして、その財源を有効的に使用できる体制を整備するしかない。
道路特定財源が問題になっているが、福祉特定財源を設けるべきであり、それは消費税などの間接税だと思う。直接税は景気動向に左右されるし必ずしも公平な徴収ができるとは思えない。
今週の読書
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