まんが喫茶で感じること
今日、初めて、マンガ喫茶なるものにいった。
黙々とまんがを読んだが、青少年の頃読んだ漫画がほとんどない。知らないものばかりで、やはり世代差を感じる。嫌だなあ。
虎屋和菓子と歩んだ五百年
- 作者: 黒川光博
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/01
- メディア: 新書
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現代でも、冠婚葬祭に菓子というのは、つきものいであるが、古来恩賜品の象徴のような感じ。上が下々に対し、下さるものであり、権威を象徴していたのかもしれない。菓子というのは、主食ではないが、主食を超える満足感をえるものである。それを恩恵として現実化できるものであろう。
虎屋の菓子が皇族を始め、貴族階級などの嗜好品としてはもちろんであるが、むしろ儀式の際に用いられつづけてきており、明治時代に天皇の御行幸の際に民衆に配られてきたのは、徳川から政権が交代したことを知らしめることに大きな効果をえたに違いない。
古代ローマ時代、皇帝は「パンとサーカス」を提供することにより、政権を維持できた。ローマ市民はローマ帝国軍をささえる軍事力の供給源であったためだ。
政治と言うのは搾取の歴史であったことは確かだが、富の分配という背景もある。マンモスを協力して狩猟していた時代、リーダの重要な条件は、その肉の配布をする権威だったかもしれない。
しかし、分配されているもの以上の大きなものは、特定のグループに偏在している。民は生かさず殺さず。時には、菓子でも...今の政治は、菓子とはなんだろうか。