matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

計画的なリンチではないのか

遂に横綱が引退を表明した。
「先輩横綱として、弟弟子が礼儀と礼節がなっていない時に、それを正し、直し、教えてあげるのは先輩としての義務」が暴行をおこなった理由とのことだが、部屋という組織を超越した集団に属さないことが礼儀と礼節に反する事なのだろうか。これはイジメと同じ構図に見える。今回の事件は偶発的に発生したのではなく、集団としての制裁を最初から意図された行為ではなかったのだろうか。暴力行為を行ったのが一人でも、それを多人数のなかで、行われたことは陰湿と思える。手を下した人のみが罪に問われていることは、本質的な問題を隠蔽してはいないだろうか。
―自分の暴力について、弟弟子を思ってやったとのことだが、今、貴ノ岩関に思うことは。
 日馬富士曰く 「貴ノ岩関にけがを負わせて、心も多分傷ついていると思いますけども、これから礼儀と礼節を忘れず、ちゃんとした生き方をして頑張っていただきたいです。
(暴行の)次の日、(10月)26日に彼が僕のところに謝りに来て、その時に、しかってくれるお兄さんがいることに感謝しろよ、気を付けて頑張れよと言って、握手して別れたわけですから、まさか事がこんな大きくなっていると知りませんでした。」
貴ノ岩が何故、謝りにいかなければならなかったのだろうか。同郷人としての集団からの排除と圧迫への恐れからではないだろうか。暴力を振るった側の感覚は、暴力団論理と同じと言っては言い過ぎだろうか。