matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

公共投資

最近はイヌを飼い始めたので、散歩を初めている。するといままで気がつかなかった地域の日常が見えてくる。私の住んでいるところは、地方都市の郊外であり、住宅の中に畑が点在して残っている区画整理された地域である。その意味では新興住宅地と昔からの集落地域が混在している。子供の頃は、一面、畑と田んぼだらけであったが、いまは家が立ち並んでいるが、まだまだ畑や空き地が点在し、区画整理のおかげで、公園や歩道が整備されていて、坂道も無いので、イヌを散歩させる環境としては恵まれていると思える。街路樹や、公園など、緑も多いが定期的に清掃なども行われていることがよくわかった。公共投資については厳しいのが現状であり、新規に箱物や大規模な土木工事を行うことも少なくなり、地方の土木や建設業の構造的な停滞も顕著で地方経済は暗い。しかしながら、蓄積された社会資本は、確実に昔に比べ整備されている感がする。ただ投資ではなく維持管理への比率が大きくなってしまったようだ。資産ではなく、費用として税金が使われていくということになる。今回の大震災は、資産形成として大きな投資が必要となるが、社会資本の投資効果としては、人口密集地帯の焼け跡であった戦後復興に比べると薄いのが避けられない。復興に限らず、地方への投資を今後はどうするかは、我々により選択を迫られる状況でもある。

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