matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

鳩からタカへ?


またまた総理交代。友愛からイラ官だ。管さんと言えば、市民活動出身で結構攻撃的なイメージ。団塊の世代の先頭でもあり安保や学生闘争など、活動家と呼ばれる人たちが同世代にはいただろう。世襲でない政治家か総理になったのは社会党の村山総理以来だそうだ。2002年に当時の鳩山代表辞任を受けて次の代表になったこともあり、鳩山さんの後ろにぴったりついていて、ゴール目前で抜き去るという長距離ランナー的手法は、彼の持ち味かもしれない。現体制を批判し攻撃すると言う反体制的な姿勢は、ではなにをしたいがために政治家なのかと言うのが見えにくい。
体制を変革した大きな例は明治維新だが、明治維新の中核たる人たちは幕末の動乱のなかで暗殺や病で志半ばで亡くなっている。幕末を生き延びた大物も矢継ぎ早に無くなり、残された伊藤や山県などは幕末においては必ずしも指導的立場であったかとも言えない。明治政府を支えた人材は、幕末から明治にかけて育った次世代の人材だった気がする。小沢、鳩山、管など55年体制の末期を経験してきている。これからの日本を支えていくのは、40代以降の政治家のなかにいるはずだ。いまこそ、政権交代ではなく、本当の意味での世代交代が必要になっている。

伊藤博文―知の政治家 (中公新書)

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第一次世界大戦 忘れられた戦争 (講談社学術文庫)

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源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究 (講談社学術文庫)

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