matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

歴代社長3人を強制起訴−JR西、福知山線事故・神戸

この3人のなかで、井出氏は、1987年4月の国鉄の分割民営化で、3羽ガラスとか言われ、あまりに無理な合理化を図り、安全投資を怠ってきた人。3人のなかでいまだに表にでてこようとしないその姿勢は、キャリア官僚としての誇りなのか奢りなのか。井出氏はまだ遺族に謝罪はもちろん、面会さえ拒否している。
JR民営化が未曾有の成功例であることは事実だろう。当時行われた行革によってNTT、日本たばこそしてJR。それに比べ郵政民営化はいまだ行き先が不透明である。

明日のリーダーのために (文春新書)

明日のリーダーのために (文春新書)

その当事者である人がかかれた本だが、なぜ分割民営化なのかの背景が理解できた。現状維持を図ろうとしたキャリア官僚の発想を越えた3羽ガラスはじめ青年将校とも揶揄された若手?キャリア組のなせる技であり、まさに創業といえる。そして創業者はその企業文化を形成し、そして君臨する。
新書516日本の15大同族企業 (平凡社新書)

新書516日本の15大同族企業 (平凡社新書)

3羽ガラスは絶大な権力を持った。そしてJR東海JR東日本はいまや一流企業となり大学生就職希望ランキングでも上位に位置づけられている。民営化以後採用され、国鉄時代の負の時代をしらない世代がいまや、JR各社のマネージメントに参加していかんとしているが、会社の舵を持っているのは民営化を指導してきたリーダがいまだに多大な影響力を保持している。