matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

ビジネススキルてなんだろう


読み書きそろばんが、ビジネススキルの基本だと思う。意思や意図を第3者に伝えることができるのは、文章と図などのドキュメントだけだ。音楽も楽譜という記録方法があることによって、記録し残すことが出来る。思考や記憶をどう記録し、伝えるか、そしてそのスキルが、ビジネスの基本だろう。
さまざなビジネス形態が存在するが、課題に対し、分析し仮説と検証をかさねることにより課題を解決していく過程を請け負うのがコンサルタントらしい。

考える作法

考える作法

コンサルタントの基本的な作法である、ロジカルシンキングについて書かれているが、基本はロジカルシンキングありき、そしてその次はというそれこそ課題提起という主張と感じた。著者はそれを「守離破」という稽古事に置き換えて表現しているが、ロジカルシンキングは「守」にすぎず、「離」、「破」に関しては、一挙に抽象的に論じている。そこが聞きたいと思ってしまうのだが、おそらくここには、フレームワークもメソトロジーも無いように思えてしまう。しかしながら、この「守」の部分さえ明確におこなわれないままであるが大部分ではないだろうか。だからこそ、この作業をおこなうコンサルタントという存在があるような。個人的には、解決策というのは、当事者自身が行えることであり、その優先順位や整理付けができないまま、思いつく順序で行動している。その状態で、第3者に介入してもらい、分析による仮説と検証の作業を行うということになるのだが、ありがちなのは、その第3者に解決策を期待することだ。それは、コンサルではなく業務委託になってしまう。よく、コンサルタントというのは、その業務を知らなくとも、対応できると言われるが、それは「守」の部分であり、「離」や「破」は当事者自身がおこなうべきではないだろうか。
政治家は、コンサルタントのみではなく、当事者になるべきだろうか