日本の政治は特有？

アメリカの議会政治やイギリスの政治が日本に比べて進んでいる。それに比べて自民党の政治体質が日本の政治をおかしくした。
そのような論調が一般的ではないだろうか。野党となった自民党にビジュンが無いと言われ、いまや政権与党となった民主党首は「貴方方には言われたくない」といった日本の国会論議。では、アメリカにはビジュンがあるのだろうか。政治屋には、地元や支持母体に対する利益誘導型の政治手法には、たしかにビジュンが感じられないのは、その最大理由かもしれない。

ドキュメント アメリカの金権政治 (岩波新書)

日本の自民党型政治と何ら変わりの無い姿が垣間見えてくる。金権体質の根底には、利益誘導を期待する存在と資金力が選挙の当落を決定してしまう現実がある。
麻生、鳩山などに共通するのは、セレブというか、豊富な自己資金を持つ旦那衆ってイメージである。自己資金を持たずに政治を行うことは、その資金をなんらかの方法で集めなければならず、資金を提供する側はやはり、利益誘導を期待する。
徹底的な情報公開が大切だと感じる。