matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

北朝鮮が核武装したら、どうする?


北朝鮮は、核実験に成功した模様で、プルトリウムの生産体制やミサイルの整備など、核による脅威が現実味を帯びてきた。アメリカへの直接的な攻撃手段としては、いまだその実力の程は不確定だが、すくなくともノドンクラスは既に大量に保持しているようでもある。かつての歴史を見ても、国内問題を抱え、その解消手段として、ナショナリズムを喚起し、国内の統治体制を保持しようとしてきたのも、過去の日本における征韓論などがある。指導者の健康問題から、後継を巡り、なにが起こるか判らないともいえる。関が原の戦いは、秀吉の死後、2年足らずで起きている。
湾岸戦争は、フセインのクェート侵攻から始まった。そもそもは石油に関わる利害紛争を軍事的な手段を用いたわけだが、北朝鮮の場合、核や長距離戦略ミサイルは国防範囲を逸脱している、というか脅威をかんじさせることが目的なのかもしれない。
戦国時代、戦場を国外に求めることが、国力を強化する最大の手段だ。兵糧の現地調達が基本だったため、戦場となる地域では乱取りと呼ばれる略奪行為が行われ、人身売買のための拉致まで行われている。敵は迎え撃つのではなく、攻め込む側のほうが経済的にも有利ともいえる。版図を拡大しつづけることこそが、生き残るに有効な戦略だった。
しかし、現代の戦争は、破壊以外の何者ではなく、戦争という手段を放棄してきた日本の戦後の高度成長は平和により継続的な成長を実現できた。ベトナム、湾岸、アフガニスタンと戦争を続けてきた国にとって、もしその戦争がなければ、どうなっていただろうか。
しかしながら、世の中に犯罪はなくならない。警察など治安が無き社会にも発展と安定は音連れ無いのは、イランやソマリアなどの状況を鑑みればあきらかでもある。
ナチスに対する宥和政策は、結果として世界大戦を止める事は出来なかった。でも、キューバ危機は、最後には互いの指導者の決断により核戦争の脅威は回避できた。

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