matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

原油は値下げし、アメリカの名門証券会社が破綻


原油バブルが収縮し始め、マネーゲームの担い手であったはずの大手証券会社が破綻。
その根源はサブプライム問題が発端だが、巨大な投資というか投機のひとつの結果なのかもしれない。金融収縮がもたらすものはなんなんだろうか。
証券から石油や食料などの先物取引に移ってきた巨大なマネーの行方はどこにむかうのだろうか。
アジアではインフラ基調になっている。その現況は各国の通貨下落による輸入価格の上昇であろう。しかしながら、アジアの経済発展基調が減衰すれこそ、底堅いのではないかとも思える。海外金融の日本進出も勢いがなくなっていくだろうが、日本企業もよりいっそうグローバル化しないと生き残っていくのがますます難しくなるに違いない。
松下電器が「ナショナル」から「パナソニック」への移行はドメステイックな会社からのよりいっそうの脱却を進める例だ。

かつて、織田信長は10数年をかけて尾張を統一したとき、今川を破り、美濃を制覇し地方勢力から天下捕りをになえる存在に脱皮している。
それに比べ桶狭間合戦では、今川義元は本当に上京する意図があったのだろうか。今川の本貫の地は、三河の今川という地だそうだ。細川も吉良も一色も皆三河がそのルーツであり、今川氏は三河を制覇しようとしたのは、領土拡張という意図だけではない歴史的背景を感じる。尾張の国には今川の分家さえ存在していたのだ。
しかし、信長には、確実に地方にとどまらない拡大志向が明確だった。より大きな規模を確保していく存在こそが生き残り手段でもあろう。

新説 桶狭間合戦―知られざる織田・今川 七〇年戦争の実相 (学研新書)

新説 桶狭間合戦―知られざる織田・今川 七〇年戦争の実相 (学研新書)