総理は短命でも、なにも変わらないのは何故
福田総理の突然の辞意表明。
ずいぶん、短命だったが、中曽根総理以降、短命の総理が続いているような。例外として小泉内閣があるが、今問題になっている後期高齢者医療制度や介護や医療費削減による福祉制度の後退は小泉改革のなかで決定されてきたことでもある。国民に負担を訴えながらも結果として高い支持率を持っていた、ある意味不思議な政権でもあった。福田政権が行ってきたことは、既定路線を維持しようとしていただけで、基本的にはなにも変えようとしなかったはずなのにだ。福田総理の不人気はなぜなんだろうか。
CO2などエコロジ。
サブプライム問題による景気後退。
石油価格や食料価格の高騰。
いっこうに改善しそうもない年金問題など。
すべてが、福田総理の指導力の欠如だったのだろうか。
すべてが、政権を維持またはとることが目的化しているような。
政権交代が主テーマになり、政策としての選択肢が迫られているのではなく、政権として担当するのが自公なのか民主なのか問われている。
増税なき景気振興、そして福祉政策。
すべては人気取りの政策のみが声高になる。
つまり国債を増発。つけは後世に回る。
なにを優先付けし、政府がすべき政策がどうあるべきか。
国の行方を左右するような大きな選択が迫られているとは思えない。
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アフガニスタンとか、イラクとか米国の占領政策が必ずしも上手くいってないように見えるが、第2次大戦の日本や西ドイツの復興との違いはなんだったのだろうか。
日本やドイツは統治機構が崩壊することなく残っていたが、イラクやアフガニスタンは政府自体が解体してしまっていたのだろうか。
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いかにも映画の題材になりそうな話ばかりだと思ったら、著者は映画学科出身の放送作家だったそうだ。なかに家康の隠し子である松平民部が大阪の陣で大阪方に加わったとあるが、それは小笠原権之丞のことで、民部は徳川方で越前松平の忠直の陣にいたというのが伝承ではないかと。