長生きするのが普通
2000年に生まれた人が、80歳のときに同窓会を開こうとすると、男性の50%、女性の75%に案内状をおくらなければならないらしい。
- 作者: 黒木登志夫
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 新書
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上記の本を読んで興味深いのは、
- 江戸時代に1.5年だった脱扶養期間は、32.7年であり、2.5年だった老後期間が19年になる
- 平均寿命が男性より長い女性はかつて早死にしやすい
- 人の世話にならずに生きていける健康余命は日本は世界一で、要介護の生存期間平均は、男性で1.8年で女性で2.7年
- 介護が必要になった最大理由は脳血管障害で男性は41.5%
- 結局、健康のためには、禁煙、食事、運動そして健康診断
- 飢餓に備える「倹約遺伝子」日本人は飢餓に耐える民族、ヨーロッパ人、特にフランス人には無い。結果として過食の時代に日本人は適応できにくい?
- 戦後食糧難時代の総カロリーは変わらない、違いは脂質の割合
20代は遊びの話、30代は仕事の話、40代は会社の話で、そして50代からは健康の話が飲み会のときの話題になるそうである。
昔、義理の母が、年寄り同士の話は、病気と孫と年金の話しかしないから嫌だと笑っていたのを見ていて、最近の政治課題と重なる。
国自体の課題が老齢化しているような。所得倍増が20代で日本列島改造論が30代、バブルが40代で、失われた10年が50代だとすると...
今、日本は60代か。