matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

冷戦時代


今、テレビでは、007映画を放映している。
しかし、このムーンレイカーの宇宙ステーションでの戦闘シーンはスターウォーズの戦闘シーンを彷彿する。影響を受けているのではと思えてしまう。

007シリーズは長寿命映画であるシリーズもので、私も子供時代から見てきたものだ。所謂団塊世代むけであろう。
米ソ対決時代背景を色濃く持っているが、当時のストーリでは米ソ対決というより、米ソの諜報機関が協力しあって秘密組織と対決する内容が多いような。米ソの対立は、価値観の二極化となり均衡関係を保っていたともいえる。世界の紛争の背景には米ソどちらかが背後に関係しており、米ソ間での調停が紛争解決への大きな影響をもっていたような。
いまは、アメリカの価値観の一人勝ちの様相だが、その価値観とテロとの対立になっているようにも見えるが、実態は各地域内の対立の図式の延長であり、経済的な影響力がある地域のみ大国の干渉なり介入がある。
イラクの混乱、アフリカでの混沌は民族間の対立そのもであり、もはや他の地域や民族の介入ができないようにも見える。

今週の読んだ本

スケッチは3分 (光文社新書)

スケッチは3分 (光文社新書)

昔から、スケッチができたらなと思う事がある。
メモ書きにスケッチなりイラストなり書いておきたい。
エッセイ『河童が覗いた』シリーズで発表されるその緻密な手書きイラストなって憧れ。
読んでみたけど...

人は見た目が9割 (新潮新書)

人は見た目が9割 (新潮新書)

コミュニケーション論かと思い、読み始めたが、実際は、脚本家からみた視点の話のようだ。どういう「見た目」をするか、その「見た目」にどういう意味があるのかということを論じているのかと思いきや、実は、その「見た目」はどう人にとられているかという議論が主体。
脚本家からすれば、表現として人が「見た目」をどう受け止められるかを知っていなければならない。
しかし、その「見た目」が本当にそうかというと、それは解らない。
迷いと決断 (新潮新書)

迷いと決断 (新潮新書)

出井氏のCEO時代を記述したものだが、私としてはグローバル企業であるソニー成長時期の出井さんの昔話がとっても面白かった。
ダイエーの前社長の元日本HP社長の書いた本や、そのまえのHPの社長だった人の書いた本でもそうだが、社長時代のことを書いたところよりも、新人そしてミドル時代の逸話が生き生きしている。経営者となってからは、人事や組織の話ばかりだ。漫画の「課長島耕作」の作者が、『部長島耕作』『取締役島耕作』『常務島耕作』『専務島耕作』などのための取材をしたら、世の経営者や管理職は会議ばかりしているので題材に困ったという逸話を聞いた記憶がある。