暖冬

今年は、暖かい。
雪が降らない。
異常気象というのは、どこが敷居線なんだろうか。気象観測のデータを記録し始めてからの期間というのは、いつかははっきりわからないが、100年前後ではないだろうか。なんとなく毎年、冷夏とか豪雪とか異常気象だと毎年のように言われているような。
今年の暖冬はエリュニーニョ現象だそうだが、それに二酸化炭素の影響が出ているという報道が多い。ゴア元副大統領によるドキュメンタリー映画が公開されているようで、日本での公開にゴア自身が久しぶりに日本のマスコミに登場しているが、イメージのなかで若々しかったのがすっかり老けてしまっているように思えたのと、環境問題に早くから取り組んでいたというのが驚き。
わたしのゴアのイメージは、「情報ハイウェイ」であった。
アメリカの州間の高速道路網であるフリーウェイを推進した父親のゴアのイメージを見事にブランド化した二世政治家だというものだったのだが。
宮崎県知事選挙では、タレントというか、政治家ではない方が当選されたようだが、政治家を選択する基準というのはなんだろうかと思ってしまう。芸能人やスポーツ選手などが知名度を生かして選挙を勝つという図式が、政治という本来の要求されるスキルセットなどとは明らかに異なるのだが、じゃあ、所謂職業的に政治家となっている人に対して、どれくらいか解っているかと言うのも疑問だ。
真価は、1期を経たのちに評価できるだろうが。
徳川幕府は、十五代に渡る将軍というかリーダが世襲されたわけだが、明らかにリーダシップを取っていたのは、創業者の家康だけかもしれない。
例外的なのは、外部から採用された、吉宗と慶喜だろう。
お世継ぎを絶えないようにすることが最大の将軍の使命だった。

大奥の美女は踊る 徳川十五代のお家事情 (PHP新書)

長期政権で腐敗した構造をトップが替わることで変えることができるか。
長野県はどう変わったのか。
宮崎はどう変わるのか。