江戸時代は、閉鎖的な社会だったのだろうか
先週読んだ、「江戸人物科学史」だと、
江戸人物科学史―「もう一つの文明開化」を訪ねて (中公新書)
- 作者: 金子務
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/12
- メディア: 新書
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戦争がなくなり、武士という軍人から世襲制の官僚へ代わっていくわけだが、固定給であった武士階層に対し、農業生産性がたかくなり、結果として、インフレになって、富の蓄積は一部の商人そして、名主と呼ばれる大地主階層なのだろう。所謂搾取する側は、肉体的労働という枠外の人たちの評価は、知識の量となる。彼らに要求されるのは、まずは、記録する文字であり、そして、そろばん能力である。
古代エジプトでは書記というのがテクノクラートであり、昔の中国で、文字の読み書きのリテラシーを取得できるのは、教育期間が確保できる一部のみだったであろう。読み書きそろばんというのは、それ自体が特権だったのだ。