matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

江戸時代は、閉鎖的な社会だったのだろうか

先週読んだ、「江戸人物科学史」だと、

漢学から蘭学など、学問的な土壌が太平の世の中で熟成していたような印象になる。
戦争がなくなり、武士という軍人から世襲制の官僚へ代わっていくわけだが、固定給であった武士階層に対し、農業生産性がたかくなり、結果として、インフレになって、富の蓄積は一部の商人そして、名主と呼ばれる大地主階層なのだろう。所謂搾取する側は、肉体的労働という枠外の人たちの評価は、知識の量となる。彼らに要求されるのは、まずは、記録する文字であり、そして、そろばん能力である。

古代エジプトでは書記というのがテクノクラートであり、昔の中国で、文字の読み書きのリテラシーを取得できるのは、教育期間が確保できる一部のみだったであろう。読み書きそろばんというのは、それ自体が特権だったのだ。

さきほど、テレビで、格差社会か1億総中流社会かの議論がされていたが、少なくても教育の機会は、平等であって欲しい。