matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

「大阪にワカサがたりない」

昨日、大阪に出張してきたのですが、大阪駅のホームの階段を降りていると、目に飛び込んできた広告のコピー。うっん、提言で公共広告か?と思ったが、福井県の若狭の観光広告だった。
さすが、大阪と、ちょっと感心してしまった。

景気も回復してきており、リストラを経て日本企業はどこもキャッシュフローが改善しており潜在的な設備投資が噴出しそうな状況でもある。中部地区にいると、それをひしひしと感じるが、近畿地区はちょっと、弱さを感じていただけに、単なる洒落だけではなく、メッセージ性を感じてしまった。

デフレ基調の経済環境では、現金をつかわないことが、収益を確保する最大の良手で、コスト削減が主体となる。では、インフレ基調に転じた時は、どうだろうか。現金で持っていても、原材料などのコストは上昇していくので、実質、収益は目減りするのみであり、物に変えて競争力をつける、つまり、設備投資をしたほうが、経理的にも望ましい。デフレのなか、雇用削減、手持ち負債削減、固定資産の償却を進めてきた企業は、今後、どう舵取りをかえていくのかが問題となる。購買動機は、価格第1から価値が第1となる。魅力ある訴求ができるかが問われる。