matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

40歳からの仕事術

40歳からの仕事術 (新潮新書)

40歳からの仕事術 (新潮新書)

どこかのblogを見ていて、コンサルテイングファームに入社したばかりの方がえらく推奨していたので、見かけたら購入しようと思っていましたが、初版が2004年4月なので、書店でみかけることもなくなっていました。ところが、最近たまたま見かけましたので、読んでみました。
作者は、ブログもありますので、著書など見ていただければよいのですが、なんと私と同い年なんですね。でも、本の裏表紙にある写真と、ウェブでの写真が違いすぎませんか...

一番共感できたことは、「はじめに」に記述されていたいい年したわたしみたいなサラリーマンが本屋で「XX術」を立ち読みしていて、かわずに(買えずに?)帰っていくところです。確かに、いい年して、ビジネス・ハウツー物はあまりにも恥ずかしい。^^;)
とても、不惑の世代とはいえないので、常に現状の自分に自信もなく不安も抱えているのも事実である。

先日、会社で、技術部門の役員が社内のエンジニアが心の問題を抱えこむ大きな理由が2つあるというのがありました。

  1. 単身赴任
  2. 技術に追従できないことへの不安

エンジニアがいつまでもエンジニアでいることは難しい。それなりの年齢になると管理職にならないと評価されない現状。ソフトウェア開発という人件費比率が高い職種での給与と単価の隔たりなど、生涯一エンジニアであることを許さない現状もさることながら、技術変化が激しく、陳腐化が著しいテクノロジーへの追随が厳しいことも現実としてあるわけで、学生時代からオープンソースのなかで最新の技術を身に付けている若手をマネージメントしていかなければいけないプレッシャー。エンジニアとして自負していた人ほど、それは自己否定になり、家族との隔離は、働く意味さえ見失うのかもしれない。