matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

戦略選択の競争へ

技術のグロ−バル化が進んでいる。自動車業界はハイブリット化を業界全体で共有が進もうとしている。飛行機業界のボーイングエアバスも、世界中の先端技術を適用して開発競争をおこなっているが、素材、工作技術など両者が適用している技術は共通なものが多い。

インターネットなど、通信環境や技術が進み、情報の流通と共有化は技術種種のグローバルな平準化と平均化が進行している。従来、「知」の集積は、地理的な集約が大きく貢献し結果的に、「知」が偏在し、集積地とそれ以外は格差がますます開く傾向があった。

人類の種ともいえるDNAは、基本的に平均化が進み、生物学的な違いはおもったよりわずかであり、民族を区別するのはDNAとか生物学てきなものではなく、文化的なものになる。

企業の競争力は、技術的優先性と先進性そして、独占性だった。それがなくなりつつあるということは、価格・コストになりがちである。

企業の差別化は、とりうる戦略の差ではないだろうか。
旅客機の2大メーカである、ボーイングエアバスは、戦略が大きく異なる。
巨大機のエアバスと中型機のボーイング。飛行機という巨額な開発費と期間が必要な製品では、技術的にはどちらもアプローチは可能だが、やりなおしをする余裕は無く、技術を開発することが勝ち組みになる条件ではなく、市場が決める戦略との適合性が勝ち組みを決めることになる。

できるからやるとか、できることをやる、または得意なことをやるだけでは競合には勝てないかもしれない。