matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

ボーダフォン携帯通信障害 中国地方の一部地域で

 携帯電話大手ボーダフォンの携帯電話で12日夜、約1時間40分にわたって通信障害が発生し、中国地方の一部地域で通話とインターネット接続サービスが全面的に利用できなくなった。

最近、身の回りから急激に公衆電話が無くなっている。駅の周辺や、公共の場所で、あきらかに公衆電話だけが撤去され、場所だけが空いている空間がある。実際、公衆電話を利用しているひとも見かけない。一人1台にまで普及した携帯電話の状況では無理がないだろう。いまや、キャリアは、データ通信の回線業者になりつつある。音声通話は、遠からずそのデータ回線のデータの一部と化すだろう。

しかし、携帯への依存度が高まっているなか、携帯電話業界は過当競争状態であり、設備面へのインフラへの投資はより、きびしい投資効果がもとめられ、障害時にそなえた経路の多重化など
利用者がすくない地域では、今回のように一部の機器の故障が広い地域で障害が発生させうる。今回の事故と同様な機器故障が、首都圏でおきても迂回回線が確保できたのではないだろうかと思ってしまうのはうがちすぎだろうか。

郵政民営化でも、都市部にはほとんど影響がでるとは思えないが、地方の山村部などでは経営論理では撤退するのはダイエー再生の手順とおなじになるだろう。どこまでが公共事業で必要かという線引きをやはり明確にしないと、地域的弱者がしわ寄せがゆく。あるいは、一部の問題で全体ができないという、民営化自体ができなくなってしまう。監督・監査機構を明確にしたうえで、民営化を断行し、問題がありそうであれば官なり政なりで対応していけるようすべきと思える。