大卒6人に1人「ニート予備軍」 文科省調査
ニートは一般的には「就職も進学もしない若者」と、無気力な若者の代名詞ともなっている。しかし、もともとは「Not in Education, Employment or Training」の略で「就職、進学、求職活動をしていない人」との意味。厚生労働省が「年齢十五−三十四歳で求職活動、通学、家事をしていない者」。
フリータは、ひとつの就労の形態なので、働いているのだが、社会に参加できない・しない人たち?
戦後の経済成長や、「japan as No.1」の時代、バブル経済の時を経て勝ち組みと負け組みが明確になりみな中産階級という誰もがそれなりに生活できる時代でないことはたしかなようだ。
いまや、世間的に知名度がそれなりにある会社に新卒で就職しようとするのは非常に狭き門の企業が多い。わたしがいま在籍している会社(私はバブル時代の中途入社組)でも新卒の競争率は100倍を優に超す。しかしながら、毎年のようにリストラが海のむこうから降ってくる。いわゆる外資系で、日本法人はそれなりにやっているのだが、本国の株価を上げるために、リストラが必ず行われる。そんな会社だと知って、応募してくるとはとても思えない。日本には、機器や部品メーカなど、TVCMなどする必要がないが、じつは、特定分野では圧倒的なシェアをもつ優良企業も数多く存在する。そのような会社では、非上場企業も多く、上場していても知名度が限定されるがゆえに安定株主の中、長期的な視野で経営がおこなわれている。
単に知名度だけで会社をえらぶのは、リスクが多すぎる。知名度が高い企業とは、TV CMが必要なコンシューマ製品をあつかっている会社である。代表的なのが、食品などの業界だ。
大学ではえられない経験を得られるのがある程度の実績ある会社に入るのが早道だ。そこで得た経験でそこからステップアップで転職していくというのが意外に新卒でゴールも見えない状態でとにかく、有名企業に入社しようとするより、効率的ではとも思える。
特定分野で高いシエアをもつ製造業や、専門商社、発展途上の流通業など、知名度がないが優良で可能性のある会社を探すことに注力してみてはどうだろうか。